マンガ

『ばるぼら』の解説は天才に任せるしかない【手塚治虫】【立川談志】

手塚治虫さん原作のマンガ『ばるぼら』。

このマンガの解説記事を書こうと思ったのですが、私にはどうやら難しすぎるようです。

芸術ミューズの話は感覚的にはわかるのですが、解説になると手も足も出ません。。。

そこで今回は、昔見たことのあるyoutubeの動画の中で『ばるぼら』に触れているものがあったので、代わりにそちらをご紹介しようと思います。

ばるぼら』を深く知りたい方はチェックしてみましょう。

またストーリーの概要も簡単に紹介しているので、そちらを知りたい方にもおすすめです。

落語家・立川談志が語る手塚治虫と『ばるぼら』

動画の中で語り手になるのは手塚治虫の大ファンという落語家の立川談志さんです。

すでに亡くなられている方ですが、落語界の鬼才として有名ですよね。(若い方は知らないかもしれませんが(-_-;))

立川談志さんの紹介は後に回すとして、まずは動画を載せておきます。

ちなみに『ばるぼら』に触れている部分は動画内の18:00から24:25までです。

50分以上の動画なのでサクッと知りたい方はピンポイント視聴をおすすめします。

(談志さんは落語家なので落語を例にして話を進めていますが、落語=芸術と置き換えて聞くとわかりやすいかもしれませんね)

 

※不具合がある場合はこちらもお試しください。

※18:00からの再生がおすすめです。

立川談志が語る手塚治虫 第3回 「ウケない時期もありました」

 

『ばるぼら』 解説ポイントまとめ

・ばるぼらは芸術家霊感(インスピレーション)を与える女神・ミューズの化身

・小説家・美倉洋介は気まぐれな性格のばるぼらを追い出す作品が書けなくなる

・ばるぼらは常識人にとって理解できない存在

・芸術家のオリジナリティ、狂気、偶発的なものばるぼら

・手塚治虫はわかりにくいんだけど、わからせるものを創った

天才クレイジー紙一重

・自分のやっている三次元の世界では飽き足らなくなってそれを求めていく。それをわかる人にとって、これを芸術と言うのではないですか?

・小説家・美倉洋介はばるぼらの幻影を求めて街を彷徨う

・ようやく見つけたばるぼらのには美倉洋介はいない

・不慮(ふりょ)の事故でばるぼらは死ぬ

・ばるぼらの死体の横で美倉洋介は最後の小説を書き始める

イラスト オレンジ 
『ばるぼら』のあらすじ・ネタバレはこちらです【手塚治虫作品】手塚治虫『ばるぼら』が稲垣吾郎主演で映画化決定しました。こちらではネタバレありのあらすじを紹介しています。 ...

 

ばるぼら解説をふまえての感想

な、、な、、なるほどね。(震え)

やはり、解説をするのは難しいようなので簡単な感想を残しておきます。

ばるぼらは芸術家のインスピレーションを擬人化した存在なのかもしれないです。

その上で美倉洋介には彼女(ばるぼら)を捕まえておくことができないんですね。

これは美倉洋介に限ったことではないのでしょう。

多くの芸術家(手塚自身も含む)にとってミューズ(インスピレーションの源泉)を継続的にとらえるのは至難の技なんですね。

(ここからすこしネタバレ入ります)

常識外にいるばるぼらを追い出した後で、再びばるぼらを見つけ出そうとする美倉洋介。

その姿はどんどんと狼狽していきます。

やっと見つけたばるぼらは美倉との記憶を失くしており、名前まで変えています。

つまり、美倉洋介はミューズにそっぽを向かれてしまったわけですね。

それでも(たとえ、ばるぼらが死んだ後でも)美倉は小説を書くことを止めなかったのです。

そして。。。ミューズそのものを小説に移し替えていくんです。

美倉が最後に書いた小説のタイトルが『ばるぼら』。

つまりこのマンガのタイトルであり、物語の終末が冒頭部分に繋がっていくわけです。

・・・

上手く伝わったかわかりませんが。。。

いや、これ名作すぎるやろ!笑

読み終わって背すじがヒリヒリするマンガなんてそうそうないですからね。

手塚治虫さんと美倉洋介を重ねて読むとまた、なんとも言えない寒気(良い意味です)がしてきます。

それにしても円循環的な物語の締め方といい、テーマといい、手塚治虫作品の中でも本当にベスト1と言っていいのかもしれませんね。

 

終わりに

その他の手塚治虫作品のが面白い!とか、ばるぼらの独自解釈などなど、感想はコメント欄にてお待ちしております。

お気軽にどうぞ!

関連記事

コメントを残す